ニッスイの将来性や配当金は?株価がなぜ安いのかなど解説
ニッスイは国内有数の水産物を幅広く扱っている企業です。
そこで今回は海外でも人気の高まる日本の海産物を扱うニッスイの詳細について解説していきます。
- ニッスイは水産物・食品を展開する企業
- 養殖や水産物のサプライチェーンに強み
- 現状日本が売上の半分以上を占める
- ニッスイは水産物に特化した商社と言える
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ニッスイはなんの会社?
ニッスイは漁業・養殖から加工、販売までの水産物のサプライチェーンの構築に関わる水産事業や水産物の食品などを扱っている企業です。
主に扱っている製品・サービスの例は以下の通りです。
- 南米・ニュージーランドでの漁業
- サーモン・クロマグロなどの養殖
- 鮮魚・水産冷凍食品などの加工・販売
- 缶詰・ちくわ・ソーセージ
- 冷凍食品
- EPA製品開発
- 海洋調査事業
ニッスイは海産物資源について製品からサプライチェーンまで扱っていて所謂水産物に特化した商社だね。
ニッスイの傘下・展開ブランド
ニッスイの主な傘下・展開ブランドは以下の通りです。
- 北海道ファインケミカル株式会社
- モガミフーズ株式会社
- 横浜通商株式会社
- 日水物流株式会社
- 三共水産株式会社
- クニヒロ株式会社
- 長崎造船株式会社
ニッスイの事業セグメント
ニッスイの事業は主に5つの事業に分かれています。
ちなみに上記の図は2024年3月期で単位は(百万円)となっています。
- 水産事業
(漁業・養殖・加工、販売) - 食品事業
(冷凍食品・缶詰・練り製品) - ファインケミカル事業
(EPA製品開発) - 輸送事業
(冷凍・冷蔵保管倉庫、保管輸送) - その他
(海洋・海底探索事業など)
ニッスイでは水産事業と食品事業が主な収益源でこの2つで8割以上を占めていることが見て取れます。
ニッスイの展開地域
ちなみに上記の図は2024年の3月期で単位は(億円)となっています。
6割以上が日本での売り上げとなっています。
海外では北米やヨーロッパでの売り上げが中心となっています。
ニッスイの株価
ニッスイの株価情報は以下の通りです。
- 上場取引所:東京証券取引所プライム市場
- 証券コード:1332
- 直近の株価推移:1株あたり900円前後(2024年7月時点)
ニッスイの株価が上がった理由
ニッスイの株価は現在上昇基調にあります。
理由としては養殖事業での成長期待が挙げられます。
例えば、ニッスイでは海外ではサケ・マスなどを養殖し、国内ではマグロやサバ、マダイなどの魚を養殖しています。
中でもブリなどではトウガラシを配合した飼料で肉質を改善したり、完全養殖で計画的に生産できる黒瀬ブリを展開するなど生産や品質の面で競合を差別化する施策を整えています。
よって他社との差別化や計画的に生産を管理拡大できる施策が評価されニッスイの株価が上昇基調にある1つの要因だと言えるでしょう。
ニッスイは現在株価は上昇基調だけどポテンシャルを考えると割安感があるね。
ニッスイの株主優待
ニッスイは2016年より株主優待を提供しています。
以下ニッスイの株主優待の内容となっています。
- 500株〜1000株未満:3000円相当の自社商品
- 1000株以上:5000円相当の自社商品
ニッスイの競合企業
ニッスイの競合企業は以下の通りです。
- マルハニチロ:水産物を展開する日本の大手の一つ
- 極洋:水産物の買付け・販売冷凍食品などを販売
- ニチレイ:冷凍食品に強みを持つ
ニッスイの競合に対する強みと弱み
ニッスイの競合に対する強みと弱みとしては以下のようなものがあると言えるでしょう。
ニッスイは養殖技術やサプライチェーン力は魅力なものの、ややブランド認知などに課題がありそうだね。
ニッスイが参入している市場の規模と将来性
ニッスイの参入している市場は主に水産物資源の市場になります。
水産物資源の市場は現在世界的にも拡大基調にあります。
理由としては世界的な健康志向の高まりや日本食の人気の高まりから水産物資源の需要が高まっているからです。
そのため、実際にニッスイもより海外需要を見込んだ展開が行われています。
出典:日本水産株式会社 中期経営計画説明会資料
ニッスイの業績と財務体質
以下ニッスイの業績と財務体質を示しています。
売上収益
事業利益/事業利益率
EBITDA
PBR
配当金/配当性向
ニッスイの将来性
ニッスイの将来性としては期待の持てる部分があります。
理由としては水産物に関する広範なサプライチェーンを確立しているからです。
例えば、養殖においてはチリでのサーモンの養殖の高収益化や国内でのブリやサーモンなどの養殖の拡大などを行い、季節や漁獲量に影響されにくい水産資源の開発しています。
また、加工販売においては白身魚フライ類の加工工場をグループ会社を通じてヨーロッパや北米、ニュージーランド、南米などに展開し、白身魚フライ類の売り上げ金額はNo.1となっています。
よってこのニッスイの強固な水産物資源のサプライチェーンと世界的に展開する供給網から将来性としては期待が持てる部分があるでしょう。
ニッスイの将来的なリスク
ではニッスイの将来的なリスクとしてはどのようなものがあるでしょうか。
以下はニッスイの将来的なリスクを示したものです。
- 原材料価格の高騰
- 漁業権・養殖への規制
- 工場の老朽化
漁業権や養殖への政治的な規制や圧力があると生産や販売に致命的な影響を与えかねないね。
ニッスイのまとめ
- ニッスイは水産物を生産・加工、販売する企業
- ニッスイの株価は上昇傾向
- 養殖や品質改良技術に強み
- 世界的な健康志向から水産物需要への期待
ニッスイを取り扱っている証券会社
最後にニッスイの株はどこで購入できるのか。
以下、主な証券会社のニッスイの取り扱い実績を示したものになります。
ちなみに証券会社では楽天証券・SBIが王道ですが、個人的にはauカブコム証券
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