豊和工業の将来性や配当金は?銃火器など日本の防衛産業を担う豊和工業が今やばい?
軍需防衛株でまだ割高でない銘柄が気になっている方は多いのではないかと思います。
そんな中で隠れた注目銘柄が豊和工業です。
そこで今回は小銃などを自衛隊に供給している軍需防衛株の豊和工業について解説しています。
- 豊和工業は工作機械・火器などを展開
- 豊和工業はニッチな事業に多角的に参入
- 政治情勢の不安定化・自衛隊の予算拡大はプラス
- 主力の工作機械より小銃など火器に魅力あり
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豊和工業はなんの会社?
豊和工業は工作機械や空・油圧機器、火器や清掃車両、建材の製造販売などを行なっている企業です。
主に扱っている製品・サービスは以下の通りです。
- 生産型マシニングセンタ
- 工作機械ユニット
- IoTシステム
- 電子機械
- 清掃車両
- 防水板・防水扉
- サッシ・ドア
- 銃火器
豊和工業は工作機械を中心にニッチな製品に力を入れていることが分かるね。
豊和工業の傘下・展開ブランド
豊和工業の主な傘下企業は以下の通りです。
- 中日運送株式会社
- 豊友物産株式会社
- 株式会社 豊苑
- 丰和(天津)机床有限公司
- ホーワスカメシンインドネシア株式会社
一方で豊和工業の主なブランド製品の例は以下の通りです。
- MBNシリーズ
- HOMS-i(IoT)
- きわみシリーズ
- 湿式ブラシ式路面清掃車 HF95H形
- 真空還流式路面清掃車 HA75mini形
- 仮積層機 PLMシリーズ
- カッティングマシン CSGシリーズ
- 20式5.56mm小銃
- 96式40㎜自動てき弾銃
- 120mm迫撃砲RT
馴染みは薄いけれど防衛や産業で欠かせない製品が多いね。
豊和工業の事業セグメント
豊和工業の事業は以下の3つの事業に分かれています。
ちなみに上記図は2024年の3月期で単位は(億円)となっています。
- 工作機械関連事業
(工作機械・空油圧機器・電子機械) - 建材・特装車両・火器事業
- その他・不動産賃貸・鉄鋼など
豊和工業のメインの事業は工作機械関連事業になります。
また、次に豊和工業の中で占めるのが建材・特装車両・火器事業の45.8%の内17.7%を占める火器事業です。
豊和工業の株価
豊和工業の株価の基本情報は以下の通りです。
- 上場取引所:東京証券取引所プライム市場
名古屋証券取引所プレミア市場 - 証券コード:6203
- 直近株価推移:1株あたり900円前後(2024年7月)
豊和工業の株価急騰理由
豊和工業は2017年や2022年にて株価が急騰する場面が見られました。
豊和工業の株価急騰の理由としては米中対立の悪化やウクライナにおける問題が表面化したからです。
例えば、豊和工業は迫撃砲や小銃など自衛隊向けの装備を供給しており、国際情勢の緊張が高まるほど需要が増す部分があります。
実際に近年、日本の近隣では台湾における情勢リスクが顕在化してきており、それに踏まえた自衛隊の予算の拡大や軍事的な同盟、支援、訓練なども盛んになってきています。
よって軍備の拡充や訓練の強化で小銃や迫撃砲などの補填や拡充が必要になり、需要が増し収益も大きく増加、豊和工業の株価も急騰したのです。
数少ない国産の火器メーカーだから需要が増えたら顕著に収益・株価に反映されているね。
豊和工業の株主優待
豊和工業は現在、株主優待を行なっていません。
個人が63.4%の株式を保有しており、通常なら株主優待が出ていてもおかしくはない構成比率です。
しかし、豊和工業は取り扱っている製品が工作機械や火器などであるため、あまり株主優待向けではありません。
こういったことから豊和工業に株主優待がないのでしょう。
豊和工業の競合企業
豊和工業の競合は以下の通りです。
- 不二サッシ:サッシ・建材を展開
- オークマ:工作機械を展開
- ツガミ:マシニングセンタなどを扱う
- 北川鉄工所:工作機器・産業機械などを展開
豊和工業の競合に対する強みと弱み
豊和工業の競合に対する強みとしては以下のようなものがあると言えるでしょう。
豊和工業が参入している市場規模と将来性
豊和工業が主に参入している市場は工作機械や火器分野などに渡ります。
まず、火器分野の市場に関しては現状の国際協調路線から各国の軍備拡大傾向から見ると市場は拡大し、将来性の高い市場と言えるでしょう。
実際に豊和工業が小銃などを提供する自衛隊の予算は防衛予算のGDP比の拡大などで追い風基調にあります。
一方で工作機械分野は工場が多い中国などでの需要が大きいですが、現状の中国の経済の低迷を考えると厳しい状況が続く可能性が高いです。
よって火器市場の将来性は高いものの、工作機械の将来性はやや暗雲が立ち込めていると言えるでしょう。
豊和工業は多角化している分工作機械市場の低迷を火器事業などで抑えられるかが焦点だね。
豊和工業の業績と実績
豊和企業の業績は全体としてやや横ばいが続いています。
売上収益
事業利益/事業利益率
EBITDA
PBR
配当金/配当性向
豊和工業の将来性
豊和工業の将来性としては期待感の持てる部分があります。
理由としては国際情勢の不安定化と自衛隊の防衛費の拡充が挙げられます。
例えば、豊和工業は自衛隊に唯一国産の小銃を供給しているメーカーですが、日本において自衛隊への火器の供給は棲み分けがされています。
そのため、自衛隊に小銃を供給するメーカーで競合は他におらず、自衛隊での小銃の需要が増せば、その分収益も増えることになります。
実際に現在は台湾リスクやウクライナ侵攻などの問題から自衛隊も防衛費の増強が決定され、火器の増強や演習の強化が期待され、豊和工業での収益期待も高まります。
よって豊和工業の将来性には期待の持てる部分があると言えるでしょう。
豊和工業の将来的なリスク
では豊和工業の将来的なリスクとしてはどういったものがあるのか。
以下豊和工業の将来的リスクを示したものです。
- 工作機械事業の収益性の悪化
- 中国経済の低迷による工作機械需要の減少
- 外国産の小銃流入の可能性
- EV化によるガソリン車向けの工作機械需要の減少
豊和工業は小銃など火器ブランドには強みが大きいけれど工作機械事業がネックになっているね。
豊和工業のまとめ
- 豊和工業は工作機械・火器などを扱う企業
- 豊和工業の株価は横ばい
- 工作機械の利益率は低く魅力は薄いが火器事業に魅力
- 豊和工業の小銃は自衛隊が使う唯一の国産小銃
豊和工業を取り扱っている証券会社
最後に豊和工業の株はどこで購入できるのか。
以下、主な証券会社の豊和工業の取り扱い実績を示したものになります。
ちなみに証券会社では楽天証券・SBIが王道ですが、個人的にはauカブコム証券
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