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LIXILの将来性や配当金は?赤字で株価が急落した理由とは?

にっかぶん

LIXILは高配当を行っていることで有名で一度は聞いたことがあるような企業だと思いますが現状株価が急落し、低迷しているのも事実です。

そこで今回はそんな高配当・高利回りで有名なLIXILについて解説しています。

LIXIL株に関する本記事の結論
  • LIXILは国内最大級の建材・住宅サービス企業
  • 競合と比べると器用貧乏感が強い
  • LIXILの業績は競合と比べると不安定
  • LIXILの将来性の焦点は海外展開を拡大できるかどうか
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LIXILは何の会社?

LIXILは水回り製品やタイル建材類、住宅サービスなどを展開している企業です。

主に扱っている製品・サービスは以下の通りです。

  • 温水洗浄便座
  • 浴槽・ユニットバス、シャワー、洗面器
  • システムキッチン
  • 住宅・ビル外装タイル、内装タイル
  • サッシ、玄関ドア、シャッター
  • 窓枠、インテリア建材
  • 工務店のフランチャイズ展開
  • 不動産事業のフランチャイズ展開支援
  • 住宅ローン・太陽光発電システム
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LIXILは住宅や建築関係で幅広く展開していることが分かるね。

LIXILの傘下・展開ブランド

LIXILの主な傘下・展開ブランドは以下のとおりです。

  • LIXIL
  • American Standard
  • NODEA
  • exsior
  • アイフルホーム
  • GLホーム
にっかぶん
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よく知るLIXILブランド以外は正直、馴染みの薄いものも多いね。

LIXILの事業セグメント

LIXILの事業は主に以下2つの事業に分かれています。

ちなみに上記の図は2024年の3月期で単位は(億円)となっています。

  • ウォーターテクノロジー事業
    (水回り設備・タイル建材)
  • ハウジングテクノロジー事業
    (金属製建材・木質内装建材類・住宅サービスなど)

収益的にはウォーターテクノロジーの方が占める割合が多く、水回り設備・タイル建材の動向には特に注意が必要です。

LIXILの展開地域

ちなみに上記の図は2024年の3月期で単位は(億円)となっています。

LIXILの大部分は国内からの需要となっており、海外ではアジアが一番売上収益の大きい地域となっています。

そのため、日本国内での高齢化や住宅需要の低迷などには大きな煽りを受ける可能性があります。

にっかぶん
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海外市場にも力は入れているようですが、正直あまり伸びている感じではありません。

LIXILの株価

LIXILの株価の基本情報は以下の通りです。

  • 上場取引所:東京証券取引所プライム市場
          名古屋証券取引所プレミア市場
  • 証券コード:5938
  • 直近株価推移:1株あたり1700円前後(2024年7月)

LIXILの株価が急落した理由

LIXILの株価は近年、低迷かつ急落しています。

理由としては主に欧米やアジアなどにおける急速な利上げと日本の新規住宅着工数の低迷している部分があるからです。

例えば、欧米やアジアではコロナ禍の緊急のばらまき支援策などにより急速なインフレが進行、それを抑制するため利上げを行いましたがこれによりローンなどが借りられにくくなりました。

そうすると住宅や改修などのローンを組んで行うことが多い住宅市場は冷え込み、LIXILも製品の売れ行きにも影響してきます。

また、国内要因としては人口減少により新規住宅需要が冷え込んでいます

よって国内でも海外でも厳しい市場環境が続いていることがLIXILの株価が急落している理由だと言えるでしょう。

LIXILの株主優待

LIXILは現在、株主優待は行なっていません

2019年9月まではハウスクリーニングや衣類・布団クリーニングの割引券などを提供していましたが廃止となっております。

現状、LIXILの株式は機関投資家や法人、外国人など株主優待制度を好ましく思ってない人たちが6割以上握っているため、株主優待の廃止は仕方ない部分があると言えるでしょう。

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法人や外国人にとって株主優待は株主平等原則に反していると主張することが多いからね。

LIXILの競合企業

LIXILの競合は以下の通りです。

  • TOTO:トイレ・ユニットバスなどを展開
  • タカラスタンダード:キッチン・ユニットバスなどを手掛ける
  • YKK AP:アルミサッシなどを生産・販売
  • ニチハ:内外装建材メーカー

LIXILの競合に対する強みと弱み

LIXILの競合に対する強みと弱みとしては以下のようなものがあると言えるでしょう。

メリット
  • 国内ほぼ全ての建材・住設での高シェア
  • 幅広い製品ラインアップ
  • 傘下事業の多さ
注意点
  • 製品の差別化の薄さ
  • 海外展開の伸び悩み
  • ブランド力の弱さ
にっかぶん
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LIXILはトイレといえばTOTOのような競合に比べて尖っている部分が薄く、器用貧乏感が否めません。

LIXILが参入している市場の規模と将来性

LIXILが参入している住宅市場では国内の新築着工数などは伸び悩み、リフォーム需要も2025年3月期では低迷見通しです。

また、銅やアルミの原材料の価格も上昇、為替も円安に触れるため、国内での需要はより厳しくなると言えるでしょう。

出典:LIXIL 2024年3月期決算説明資料
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国内需要が大きいLIXILにとって原材料高・円安はダブルパンチになりそうだね。

LIXILの業績と財務体質

LIXILの業績は全体として低迷気味で芳しくない状況が続いています。

売上収益/海外売上比率

事業利益/事業利益率

EBITDA

PBR

配当金/配当性向

LIXILの将来性

LIXILの将来性は不透明さが増しています。

理由としてはLIXILのメインの市場である国内の住宅市場は低迷しているからです。

例えば、日本国内の住宅市場は少子高齢化により新規着工数が低迷しています。

今後も根本的な改善がなされなければ国内の市場は縮小し、国内の割合が大きく占めるLIXILの業績も悪化していく可能性が高いです。

また、現状LIXILは事業売却などを行い、事業の効率化を図っていますが、うまくいくかも不透明です。

加えて、TOTOなどの競合と比べると市場の変化などによって業績が大きく変動しやすく、安定性があまりありません

よってLIXILの将来性は不透明さが増していると言わざるおえないでしょう。

LIXILの将来的なリスク

ではLIXILの将来的なリスクとしてはより具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

以下LIXILの将来的なリスクを示したものです。

  • 国内住宅市場の新規着工数が停滞
  • 金利の上昇により海外市場での住宅需要の低迷
  • 多角さによるブランド力の弱さ
  • 海外展開の失敗
  • 中国製品などによる住宅製品のコモディティ化
にっかぶん
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LIXILの課題は海外事業の拡大がうまくできるかだね。

LIXILのまとめ

LIXILのまとめ
  • LIXILは国内大手住宅サービス企業
  • LIXILの株価は低迷傾向
  • 国内・海外の住宅市場の低迷が直撃
  • LIXILの今後の焦点は海外市場を開拓できるかどうか

LIXILを取り扱っている証券会社

最後にLIXILの株はどこで購入できるのか。

以下、主な証券会社のLIXILの取り扱い実績を示したものになります。

ちなみに証券会社では楽天証券・SBIが王道ですが、個人的にはauカブコム証券 なども穴場の証券会社としておすすめです。

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日本株投資家
日本株の投資歴15年。高配当株や成長株など幅広い日本株に投資しています。IPOや公募などにも積極的に参加。株主優待や配当金を貰いながら豊かな生活を目指しております。当サイトでは日本株に関する情報をメインに紹介していきます。
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