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日油の将来性や配当金は?今後の見通しや株価が上がった理由など解説

にっかぶん

日油は直近、株価が大きく上昇している企業の1つです。

そこで今回は日油の事業の詳細や将来性などについて解説していきます。

日油株に関する本記事の結論
  • 日油は化学製品・火薬などを展開する企業
  • 現在、DSS医薬用原料剤などの需要で株価上昇
  • バイオや防衛産業での展開で差別化
  • 防衛費拡大で火薬事業の需要期待
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日油は何の会社?

日油は界面活性剤や石油化学品などを扱う機能材料や火薬、食用加工油脂などを扱っている企業です。

主に扱っている製品・サービスの例は以下の通りです。

  • 界面活性剤
  • 石油化学品
  • 宇宙ロケット用個体推進薬
  • 防衛用火薬類
  • 食用加工油脂
  • PEG誘導体
  • MPCポリマー
  • 金属防錆処理剤
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日油は化学関連に派生した製品を幅広く取り扱っているね。

日油の傘下・展開ブランド

日油の主な傘下・展開ブランドは以下のとおりです。

  • 油化産業株式会社
  • 日油工業株式会社
  • 日本工機株式会社
  • 日油技研工業株式会社
  • 昭和金属工業株式会社
  • NOF メタルコーティングス株式会社
  • ニチユ物流株式会社

日油の事業セグメント

日油の事業は主に4つの事業に分かれています。

ちなみに上記の図は2024年の3月期で単位は(億円)となっています。

  • 機能化学品事業
    (特殊防錆処理剤・石油化学品など)
  • 医薬・医療・健康事業
    (食用加工油脂・生体適合成素材など)
  • 火薬事業
    (産業用爆薬類・防衛関連製品など)
  • その他
    (運送・不動産)

4種類の事業に分かれてはいますが、基本的には化学素材製品が大きく、収益の半分以上を占めていることが分かります。

日油の展開地域

ちなみに上記の図は2024年の3月期で単位は(億円)となっています。

日油の半分以上が日本での収益であることが分かります。

海外ではアジアが最も多く、次いで欧州が売り上げとして大きい地域となっています。

日油の株価

日油の株価の情報は以下の通りです。

  • 上場取引所:東京証券取引所プライム市場
  • 証券コード:4403
  • 直近の株価推移:1株あたり2300円前後(2024年7月時点)

日油の株価が上がった理由

日油の株価は直近は上昇基調にあります。

理由としては機能化学品では特殊防錆処理剤の好調さや医薬・医療・健康事業ではDDS医薬用原料剤などが好調であったことが挙げられます。

例えば、特殊防錆処理剤では国内外で自動車関連の出荷が好調であるため、増益となっており、株価を押し上げていると考えられます。

また、DDS医薬用原料剤では円安により、欧米への出荷が好調であるため、追い風となっている部分があります。

こういった点から日油の株価が直近では上昇傾向にあると言えるでしょう。

日油の株主優待

日油に現状、株主優待はありません。

日油は主に配当や自社株買いで株主還元をしています。

そのため、株主優待での還元は期待できないでしょう。

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日油の競合企業

日油の競合企業は以下の通りです。

  • 三洋化成工業:界面活性剤・特殊化学品などを展開
  • ADEKA:樹脂添加剤・医薬品などを扱う
  • 日本化学:樹脂・自動車安全部品などを提供
  • カネカ:食用油脂類・医薬機器などを展開

日油の競合に対する強みと弱み

日油の競合に対する強みと弱みとしては以下のようなものがあると言えるでしょう。

メリット
  • 製品範囲の幅広さ
  • バイオ・宇宙関連技術に強み
  • 防衛産業への供給
注意点
  • 業界大手との競争
  • 国内市場への偏り
  • 利益率の低さ
にっかぶん
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日油はバイオや宇宙関連など他の化学事業者と差別化を図れている市場があるのが強みだと言えるでしょう。

日油が参入している市場の規模と将来性

日油が参入している市場や将来性は原油価格や為替によって大きく影響を受けます。

基本的に2025年には為替も円高方向に進み、原料となるパーム油などの価格も低下基調で原料によるコスト増懸念は後退する可能性が高いです。

出典:日油株式会社 2024年3月期決算業績説明会資料

日油の業績と財務体質

以下、日油の業績と財務体質を示したものになります。

売上収益

事業利益/事業利益率

EBITDA

PBR

配当金/配当性向

日油の将来性

日油の将来性としては期待できるものがあると言えるでしょう。

理由としては日油は化学製品市場において差別化を図れる分野を持っているからです。

例えば、日油は防衛産業向けの火薬事業やロケット燃料のための火薬事業も展開していますが、化学製品を扱う競合他社でこれらの産業へ参入している事業者は少数派です。

また、現在は米中対立という新冷戦とも呼ばれる状況下にあり、今後ますます対立が深まる可能性がありますが、日本自体も防衛力の強化で自国の防衛の要となる火薬の需要は増すことが期待されます。

そんな中で日油はミサイル填薬や砲弾填薬などを供給しており、こういった需要の吸収が予測されます。

よって日油の将来性としては化学製品市場においての差別化及び防衛予算の拡大で期待できる部分がある言えるでしょう。

日油の将来的なリスク

では日油の将来的なリスクとしてはどういったものがあるでしょうか。

以下日油の将来的なリスクを示したものです。

  • リニア工事遅れによる爆薬需要の低調さ
  • 中国の景気後退による冷凍機用潤滑基材の低迷
  • 原油高による原料価格の高騰
  • DDS医薬用製剤原料の在庫調整
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化学製品はコモディティ化しやすいからいかに付加価値をつけられるかが勝負だね。

日油のまとめ

日油のまとめ
  • 日油は化学製品・火薬事業などを展開
  • 日油の株価は上昇傾向
  • DDS医薬用原料剤や特殊防錆処理剤が順調
  • 日油は今後の火薬の防衛需要に期待

日油を取り扱っている証券会社

最後に日油の株はどこで購入できるのか。

以下、主な証券会社の日油の取り扱い実績を示したものになります。

ちなみに証券会社では楽天証券・SBIが王道ですが、個人的にはauカブコム証券 なども穴場の証券会社としておすすめです。

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日本株の投資歴15年。高配当株や成長株など幅広い日本株に投資しています。IPOや公募などにも積極的に参加。株主優待や配当金を貰いながら豊かな生活を目指しております。当サイトでは日本株に関する情報をメインに紹介していきます。
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