ヤマハ発動機の将来性や配当金は?ヤマハ発動機の株価下落理由など解説
ヤマハ発動機は世界的にバイクで有名な企業です。
そこで今回はそんなヤマハ発動機の詳細や将来性などについて解説していきます。
- ヤマハ発動機はバイクやマリンエンジンなどを扱う企業
- ヤマハ発動機の9割以上は海外からの売り上げ
- ヤマハ発動機はマリン事業など娯楽需要がやや低迷
- ヤマハ発動機のバイク需要はアジアが中心
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ヤマハ発動機はなんの会社?
ヤマハ発動機は二輪車やマリンエンジン、産業用機械などを展開している企業です。
主に取り扱っている製品・サービスは以下の通りです。
- バイク
- 四輪バギー
- スノーモービル
- アシスト自転車
- 電動車椅子
- ボート
- マリンエンジン
- プール
- サーフェスマウンター
- 半導体後工程装置
- 産業用無人航空機
ヤマハ発動機はバイクから派生して様々な分野の車両・機器開発に広がっているね。
ヤマハ発動機の傘下・展開ブランド
ヤマハ発動機の主な傘下・展開ブランドは以下の通りです。
- ヤマハ発動機販売
- ヤマハモーターエンジニアリング
- 菅生
- 西日本スカイテック
- 浜北工業
- PFA
- チューニングフォーク・バイオ・ジャパン
ヤマハ発動機の事業セグメント
ヤマハ発動機の事業は主に5つの事業に分かれています。
ちなみに上記の図はFY2023年で単位は(百万円)となっています。
- ランドモビリティ事業
(二輪車・四輪バギー・スノーモービル) - マリン事業
(マリンエンジン・ボート・船外機) - ロボティクス事業
(産業用無人機・半導体製造装置・表面実装関連機器) - 金融サービス
(小売金融・卸売金融・リース・保険) - その他
(ゴルフカー・自動車用エンジン・除雪機)
ヤマハ発動機の展開地域
ちなみに上記の図は2023年の12月時点で単位は(億円)となっています。
ヤマハ発電機の9割以上が海外からの収益となっています。
そのため、国内需要よりも国外需要での動きが注目されます。
ヤマハ発動機はほとんどが海外での売り上げだから国内での人口減少などの影響は受けにくいね。
ヤマハ発動機の株価
ヤマハ発動機の株価の基本情報は以下の通りです。
- 上場取引所:東京証券取引所プライム市場
- 証券コード:7272
- 直近株価推移:1株あたり1400円前後(2024年7月)
ヤマハ発動機の株価下落理由
ヤマハ発動機の株価は直近にて下落している部分があります。
ではなぜヤマハ発動機の株価は直近で下落しているのでしょうか。
結論から言うと直近のヤマハ発動機の株価の下落の理由は世界的なレジャー消費の減速が挙げられます。
理由としてはコロナ禍後の外出需要により船外機などのアウトドア需要が増加しましたが現在は一服傾向にあるからです。
また、現状は逆に高インフレや中国の景気減速などによりレジャーなどの娯楽への消費が抑えられつつあり、マリン事業などを展開するヤマハ発動機にとっては痛手です。
よって世界的なレジャー消費の減速がヤマハ発動機の株価の下落の理由の1つだと言えるでしょう。
ヤマハ発動機の株主優待
ヤマハ発動機は株主優待を行なっています。
以下、ヤマハ発動機の株主優待の内容となっています。
基本的にポイントを使ってカタログから好きな商品を選んでもらえる形式です。
- 100株以上300株未満:1000ポイント(3年未満)
2000ポイント(3年以上) - 300株以上1000株未満:2000ポイント(3年未満)
3000ポイント(3年以上) - 1000株以上3000株未満:3000ポイント(3年未満)
4000ポイント(3年以上) - 3000株以上:4000ポイント(3年未満)
5000ポイント(3年以上)
ヤマハ発動機の競合企業
ヤマハ発動機の競合企業は以下の通りです。
- 本田技研工業株式会社:二輪・四輪、航空機などを扱う
- 川崎重工業:船舶・航空機・産業用ロボットなど展開
- ASM:半導体製造装置を製造・販売する企業
- EPSON:産業用ロボットなどを展開
ヤマハ発動機の競合に対する強みと弱み
ヤマハ発動機の競合に対する強みと弱みとしては以下のようなものがあると言えるでしょう。
ヤマハ発動機は海外での収益が9割以上だから国内の人口減少などのリスクは少ないけど為替によるリスクは大きくなるね。
ヤマハ発動機が参入している市場の規模と将来性
ヤマハ発動機の主な市場はランドモビリティ事業のうちの二輪車市場つまり、バイク市場が最も多くの収益を生み出しているになります。
基本的にヤマハ発動機のバイク需要はアジアからの需要となっています。
ただし、アジア諸国は全体として所得が増加しており、バイクから自動車へ保有がシフトしていく可能性があります。
ちなみに以下は2023年における世界の総需要を示したものです。
ヤマハ発動機の業績と財務体質
以下ヤマハ発動機の業績と財務体質を示しています。
売上収益
事業利益
EBITDA
PBR
配当金/配当性向
ヤマハ発動機の将来性
ヤマハ発動機の将来性としてはいかにバイクによる収益以外を拡大できるかにかかっていると言えるでしょう。
理由としてはバイクの需要は主に低中所得のアジアが中心であり、所得が高くなるほど車の所有にシフトしていく可能性が高いからです。
例えば、ヤマハ発動機の主な収益源は6割以上を占めるランドモビリティ事業のうちの二輪車事業つまり、バイク事業によるものです。
中でもそのバイク需要は東南アジアなどの低中所得のアジアからの需要によるものですが、こういったアジアの国々は急激な経済成長を遂げており、所得が大きくなってきています。
しかし、多くの国で所得が上がるとバイクから車に所有をシフトすることが多く、こういった現在需要を牽引している国々も車にシフトしていく可能性が高いです。
そのため、アジアの国々がバイクから車へとシフトしてくる前にヤマハ発動機が現在バイク以外の市場へ広げている事業の収益割合をこれまで以上に増やし、カバーしていく必要があるかと思われます。
よってヤマハ発動機の将来性としてはいかにバイクによる収益以外を拡大できるかにかかっていると言えるでしょう。
ヤマハ発動機の将来的リスク
ではヤマハ発動機の将来的なリスクとしてはどのようなものがあるのか。
以下はヤマハ発動機の将来的リスクを示したものです。
- アジアのバイクから自動車へのシフト
- 炭素排出の規制強化
- 急速な円高
バイク事業では多角化やより高所得国でも売れる高所得向けのバイクによる収益を伸ばす必要があるね。
ヤマハ発動機のまとめ
- ヤマハ発動機はバイク事業やマリンエンジンなどを扱う
- ヤマハ発動機は9割以上が海外からの売り上げ
- ヤマハ発動機のバイク事業はアジアが中心
- アジア市場でのバイクから自動車へのシフトは懸念材料
ヤマハ発動機を取り扱っている証券会社
最後にヤマハ発動機の株はどこで購入できるのか。
以下、主な証券会社のヤマハ発動機の取り扱い実績を示したものになります。
ちなみに証券会社では楽天証券・SBIが王道ですが、個人的にはauカブコム証券
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